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ここでは現在連載中の『NEEDLESS』の、各話ごとの構成やあらすじ、その話のコメントや裏話を公開。 多少のネタバレがあるので、これから読もうと思ってる人は注意! <※各話のあらすじはウルトラジャンプHPより引用。> |
■『第4章・シメオン編』(つづき)
ブレイド軍団VSアークライト率いるシメオン軍!! 少女部隊との壮絶バトル! |
■第19話 28P(2005年5月特大号掲載) ◆あらすじ: シメオンビル落成イベントでついに対峙するブレイドとアークライト! ブレイドの攻撃を受けたアークライトが笑う! 「覚えた…」!! アークライトの 能力もまた『ZERO(覚える力)』だったのだ!! はたしてブレイドに勝機はあるのか? そして突如出現したテスタメントに退路を断たれたクルスたち の運命は? ◆裏話: 今回の新しい試みは、コマのまわりに装飾を入れるというモノ。 実は同人誌『BLACK SPOT』ではよくやってた手法です。 バロック風にしたい、神格化したい、という意思の表れなんでしょうか。 アークライトとブレイドの戦いを見ている側の言動も、キャラが立つように心がけました。 ■第20話 28P(2005年6月特大号掲載) ◆あらすじ: 自分と同じ『覚える能力(ゼロ)』を持つアークライトの圧倒的力の前に苦戦するブレイド。アークライトはブレイドの能力を確かめると、シメオンビル内 にブレイドを誘い込む。一方、囚われたイヴの前に、少女部隊第4の刺客・胡桃(くるみ)が現れる。彼女の目的とは…? ◆裏話: 今回も、絶対ギャグを言わなそうなラスボス級のキャラにまさかの暴言を言わせてみました。 ブレイドの性格が良く出た回。 ブレイドが「萌え」を感じたときに口からコインを出すのは、スロットマシーンとかメダルゲームでの「大当たり」をイメージしてるのですが、いまいちつたわらない(笑)。 左天の意味深で謎な言動も今後につながる重要な伏線。 新キャラも出ました。僕の好きな紺ハイソ+三つ編み。眼鏡までつけるとひつこいので撤去。 ■第21話 28P(2005年7月特大号掲載) ◆あらすじ: ブレイドの前に立ちはだかる少女部隊! シメオンビル内に設置された巨大バトルフィールドで、決戦が今、始まる! 一方、巨大テスタメントに囲まれた クルスたちはディスクのハッキング能力を使い、包囲突破を試みるが…!! ◆裏話: 冒頭のギャグは僕が高校生の時に考えたネタなのですが、 現在、とあるスベリ系芸人が使っていることを友人に指摘されてがっかり(笑)。 カフカ戦は外、照山最次戦は教会、右天戦は廃墟の中、少女部隊初戦はアイアンマウンテン通路、と毎回違うバトルフィールドを用意してきたのですが、今回は逆ミニチュア。少女部隊らしく、でも闘いやすく、ということでこんな様相に。 これからこのバトルフィールドならではの戦闘が繰り広げられます。 「少女部隊が3人並ぶときは必ず梔がオチ担当」という恒例がこのへんから定着。 何かしら小ネタをしてる事が多いので、梔だけ追いながら漫画を読んでみるのも面白いと思います。 ディスクのヘッドセットの意味がようやく判明。みんなそれぞれ本領発揮です。 新キャラ登場。逆光で真っ黒になってて中がよく見えない表現は僕の大好きな80年代の週刊少年漫画のリスペクト。基本表現です。 ■第22話 28P+3p(2005年8月特大号掲載・巻頭カラー) ◆あらすじ: シメオンビル内で少女部隊と激突するブレイド! だが、『死神の鎌』と称する3人のコンビネーション攻撃に大苦戦!! 一方、囚われのイヴを救うべくビ ル内に潜入したクルスたちは、情報をハッキングするディスクから衝撃の事実を聞かされることに!! 巻頭カラーつきで今月はドライブ感120%保証!! ◆裏話: この話、実は原作『NEEDLESS』を構図から何からそのまんまのコマが多数あります。 未央ちゃんパンチの表現も原作『NEEDLESS』の時に既に出来てました。 「敵の本拠地へ潜入」というイベントもなるべく暗くならないようにギャグで埋め尽くしました。 ディスクが意外とボケだったことが判明。左天のツッコミももはや常習化。 ■第23話 28P(2005年9月特大号掲載) ◆あらすじ: シメオンビルに潜入したディスクは、待ち受けるシメオン四天王の情報を語り始める。だが、その最中、テスタメントを駆る警備兵に襲われ、大ピンチに! 一方、ブレイドは『死神の鎌』と呼称する少女部隊のコンビネーション攻撃に大苦戦! あわやと思われたその時、ブレイドに援軍が! その正体とは!? ◆裏話: 未央のぬいぐるみの謎が発覚! 誰がデザインしたのか…。もし連載が長引けば話は用意してありますので(笑)。 シメオンの地下プラントや幹部の謎も浮上。今後の展開への伏線が多数。 ■第24話 28P(2005年10月特大号掲載) ◆あらすじ: セツナたち少女部隊のコンビネーション攻撃に大ピンチに陥ったブレイドを助けたのは、ニードレスの少女・セトとソルヴァだった! かつて仲間だった2人の力を借り、反撃に出たブレイドに少女部隊はあっさり降参する。そして人質のイヴも返還されるが…!? ◆裏話: この話で読み切り作品『NEEDLESS-死神の聖剣-』とのリンクが完了! 冒頭のギャグで『NEEDLESS-死神の聖剣-』のブレイドと同一人物だって証明が出来たかなと。 あのキャラが登場!読み切りの「主人公格」と「ラスボス」がタッグで登場というのも僕なりのサービスです。 いろんな方からの感想を聞いてみると、セト人気は結構高かったみたいなので登場が早まりました。 でも、もともと『NEEDLESS-死神の聖剣-』を描いてた頃は、この連載『NEEDLESS』をやれるなんて思ってもみなかったので、キャラデザインが色々かぶってるという問題が(笑)。 セトのリボンと未央のリボン。セツナの普段着の袖とセトの服の袖。梔のブーツとセツナのブーツ。 1人でいろんな人に微妙にかぶってるセトに乾杯(笑)! 『NEEDLESS ZERO』をご覧になったことのある方にはなつかしいソルヴァの戦闘開始シーン。 あえて同じ構図にしてリンク感を出してみました。「こいつってこういう性格だったのね」ってわかってもらえたと思います。 ■第25話 28P(2005年11月特大号掲載) ◆あらすじ: イヴは少女部隊・胡桃(くるみ)の能力により、洗脳されてしまっていた! その攻撃を受け、瀕死の状態に追い込まれるブレイド。戦闘不能となったブレ イドにとどめを刺すべく、イヴを加えた少女部隊三人衆が襲いかかる! はたしてクルスたちは、イブの洗脳を解き、ブレイドの死地を救う事が出来るのか? ◆裏話: 今回は特に、「洗脳」・「裏切り」がテーマなので、重苦しくならないように心がけました。 ウジウジ考えない照山最次に助けられた回ですね。 僕の全作品をちゃんとチェックしてくれている人への小さなサプライズとしては 『NEEDLESSバーニングナックル』とのリンクシーン。 回想シーンで『バーニングナックル』のワンシーンが使用されてます。 現段階でコミックス未収録の読み切り作品なので、コミックスだけ読んでいる読者さんにとっては「あれ?こんなシーンあったっけ?」って感じですが、これで時間軸の証明にもなったかと思います。 新しい試みは、コマの線をガッタガタにするというモノ。カメラがぶれいているみたいな感じなんでしょうか。 それくらいの衝撃シーンという事です。 ■第26話 28P(2005年12月特大号掲載) ◆あらすじ: 少女部隊・胡桃(くるみ)に操られたイヴの参戦で、劣勢に立たされたブレイドたち。苦戦の続く中、クルスはシメオンが狙う解放軍(レジスタンス)名簿だ けでも自らの手で破壊してしまおうと考えるが、その前にセツナが立ちはだかる! はたしてクルスに苦境を逆転する手だてはあるのか!? ◆裏話: この回をやるためにこの第3シェルターを設計したと言っても過言ではないほど。 このバトルフィールドならではの、フル活用のアイディア戦闘シーンです。 この回の表紙は往年の週刊少年漫画っぽい雰囲気で描きました。集英社作家としては基本表現ですよね。 戦闘では全員が活躍できるようにページ配分しました。クルスやディスクもね。 ■第27話 28P(2006年1月特大号掲載) ◆あらすじ: イヴを遠隔操作する胡桃(くるみ)を倒そうと、その居場所を探るクルス! だが、少女部隊は攻撃の手をゆるめず、セト・ソルヴァ・照山の放った即席コン ビネーション攻撃もはね返されてしまう…。はたして、逆転の秘策はあるのか!? ◆裏話: 引き続きこのバトルフィールドならではの戦闘シーンです。 でもただ遊んでるだけだと思いきや、謎解きの始まり。 探偵モノで言うならここまでが事件編ですかね。ふざけてるだけに見えて伏線は張り終わってます。 ■第28話 28P(2006年2月特大号掲載) ◆あらすじ: ESPウィルスを送り込み、イヴを操っていた胡桃を倒したクルスたち! 勝利を確信し、どこに胡桃が隠れていたのかを説くクルスに対し、少女部隊のセツ ナが微笑む。「私たちは勝ったのよ」と…。はたして、勝負の行方は? ◆裏話: 探偵モノで言うなら推理編もしくは解決編って感じ? バトル漫画としてはホントはこの前のお話で解決編があっても良いのですが、 推理小説好きとしてはこうでなくっちゃいけません。 主人公級キャラの「判決死刑」があるという意味でも、この話がコミックスの最後に来るように調整しました。 頭脳でしか活躍できないクルス君の数少ない見せ場でもあります。 |