■NEEDLESS技名解説■


■「知ってる人は知っている。でも知らない人は何のことかわからない。」
それが名前の由来。
いろんな事を知ってる人にはニヤリとするような名前をつけてるつもりなのですが、
でも説明不足になってしまっては読者様に面白さが100%伝わらなくなってしまうので、
ここで、いままでに『NEEDLESS』で登場した「技」や「キャラ」の名前の由来を解説します。

うろ覚えのモノもあるので、気になったらご自分で調べて確かめてみてくださいね。
だんだん増やしていく予定ですので、気になる技があったら掲示板で質問してみてくださいまし。





セツナ
「ディーンドライブ」:「ディーンドライブ」はオカルト用語でUFOの航法の名前です。架空の理論なのでどんなものか詳しくは知らないんですが、
「光速を越えて航行する」UFOの航法が、セツナの「現在の物理学上不可能なスピードで動く」という能力の源になるかなと思ってこの名前にしました。
「ディーンドライブ」の後に続くものは世界中から速そうなモノを調べて、ツポレフとかコンコルドとか他にも候補はあったのですが、その中からかっこいいのをチョイスしてくっつけました。

「フォックスハウンド」:NATO軍配備の戦闘機の愛称。マッハ2.8で飛びます。「狐の咆吼」という意味なのか、そういう種類の犬だかがいるのかは忘れました。

「ブラックバード」:冷戦時代の偵察機の愛称だったと思います。離着陸可能な飛行機の中では最高速度のマッハ3で飛びます。

「ロケットスレッド」:飛行機じゃなくてミサイルみたいなヤツだったと思います。人は乗れませんがなんとマッハ9でかっとびます。カエルとか乗せてみたら死んでたってこれでしたっけ(笑?

■「刹那」という名前は、「ものすごく短い一瞬」を表す単位の事です。スピードの能力者ということで、ぴったりじゃないかと思います。


梔(くちなし)
「メイデンリストリクション」: 「処女の拘束」みたいな意味でつけました。「拘束」は「costody」とか「constraint」の方が良いのかもしれませんが、単語の最後が「tion」のものが好きなのでこれを採用(笑。
原作の香りの能力者の技名は
「不動」・クロロホルム系の「催眠」・アンドロステノールを使用した「恋」「お願い」というふうに簡単なモノだったのですが、連載『NEEDLESS』にするときに、SD人形みたいなゴスロリっぽい服装にしたので、そんなイメージの技名に変更しました。

タイプ:香りのバリエーションとして技の後に続く無限バージョンの名前は実際の香料からとっています。
「ムスク」は「麝香鹿」、「シベット」は「麝香猫」、「アンバーグリス」は「マッコウクジラ」からそれぞれとれる香料です。きんたまとか。

「クラウンマリオネット」: 道化の操り人形、みたいな意味でつけました。
「リリステンプテーション」: リリスはものすごく妖艶な魅力のある悪魔の女王。その彼女の誘惑という意味の技名です。
聖書外典とかカバラ文献で登場。
アダムの最初の妻で、2人の間にはリリムという娘も生まれているそうです。(同人誌『BLACK SPOT』にも登場。)
その後サタンの情婦となり、全ての悪魔を産み落としたとあります。

■名前の「くちなし」は文字通りこのキャラがしゃべらないからです。


照山最次(てるやまもみじ)
「燃素爆発」(フロギストン): 「フロギストン」は昔の錬金術時代の架空元素で、「燃素」と訳されています。
本編では「燃素爆発」と書いて「フロギストン」と読ませていますが、正しくは「燃素」=「フロギストン」なんですね。

「物体が燃えるのはこの燃素のためで、燃素が物質から空気中に抜けると灰が残る」みたいに考えられていました。
後にモノが燃えるのは酸素の助燃性によるものだとわかるまで何となく信じられていたみたいです。

照山最次は『炎』の能力者なので、
「実は燃素(フロギストン)はこの世に実在していて、その元素を自在に操ることでに炎をおこしている」という設定にしました。
つまり「燃素爆発」は照山最次のフルスロットル必殺技の証なんですね。

■「照山最次」という名前は有名な童謡の歌詞からとっています。 「炎の能力者」→「赤」→「紅葉」→「もみじ」という安易な連想ゲームでつけた名前なのですが、 後に照山最次のモデルとなった中学時代からの友人、内田君が「紅葉まんじゅう」で有名な広島生まれだと言うことが判明するという微妙なミラクルが(笑。


カフカ
「カンダタストリング」: 「カンダタの糸」という意味でつけました。
カンダタはドラクエの頭巾マッチョではなく、芥川龍之介の有名な小説「蜘蛛の糸」からとりました。
小説の中では、お釈迦様が地獄から罪人カンダタをすくい上げるためにたらした糸は、罪人達の重さでブチ切れるほど弱いモノなのですが、
何か地上と宇宙ステーションを結ぶエレベーターの素材に使うカーボンが蜘蛛の糸くらいの太さで象が釣れるとか言う話を読んだので、『NEEDLESS』本編では、「神(お釈迦様)にしか切れない鋼鉄の糸」という設定になっています。

■「カフカ」の名前の由来は、彼の能力や服のデザインは蜘蛛をイメージしてるので、 同じ虫つながりで、虫になってしまうザムザという男を描いた小説「変身」の作者「カフカ」からとりました。





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