■「男はつらいよ」個人的レビュー■

■テレビでやってた「寅さん全48作放送」を見て以来、「男はつらいよ」にはまってます。 ウルトラジャンプ2004年6月号の「UJ作家陣オススメDVDプレゼント」の企画では、 僕のオススメ映画に「男はつらいよ・第15作・寅次郎相合い傘」を選ばせていただきました。

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<以下はウルジャン用に用意した15作のコメント全文です。>
シリーズ中、最も楽しく見られる作品。
寅さんはじめ、誰も傷つかないのが良い。
他人の幸せがこれほど嬉しい映画はない。
愛だの恋だのハッピーエンドだの、ほとんど同じテーマのはずのトレンディドラマでは全然共感できないのに、
この作品ではこうも違って見えるものかとビックリした。

ハラハラして叫びたくなるほど恥ずかしくて、それなのに安心してみていられる、
まさにこれがエンターテイメントだ。
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■と言うことで、「男はつらいよ」シリーズの1ファンとして、勝手に各話に点数を付けてます。
あくまで僕の好みで点数付けてますが、これから買おうと思う方はご参考にどうぞ。
総評は内容が書いてありますので注意して見てください。(反転してね。)

・最近見た順に表を作っています。気長にだんだん増やしていきます。



■表の見方

■「ヒ」・各話のヒロイン(マドンナ)の役柄の「かわいさ」・「けなげさ」・「性格のよさ」を表す。
決して役者さん本人の評価じゃありません(笑。

■「寅」さんの「格好良さ」「やさしさ」「粋さ」を表す。

■「話」・話の「おもしろさ」「鮮やかさ」「後味の良さ」を表す。

<各5点満点。>

■「点」
「ヒ」・「寅」・「話」の3つの点数を合計した総合点。15点満点





【第1作/男はつらいよ】
 3 
 3 
 5 
 11 
■総評: 映画第1作の前にドラマシリーズがあったはずなのですが、寅さんの性格がまだ完成しきれてない感じも。 寅さんの数少ないネクタイ&スーツ姿も披露。 服装もこれ以降のシリーズと若干違うしトランクも気持ち小さい気がする。 全てはここから。これ以降の基本的な設定が全て生まれる瞬間を目撃しよう。 妹さくらが初期のリカちゃんみたいな壮絶なかわいさ。 「寅さん」の点が低いのは良い意味で格好悪いから。 「ヒロイン」の点が低いのは1作目と言うことでヒロイン中心の話ではないから。 満点に近い11点。
シリーズ後半のヒロシさん(前田吟)は吉幾三に似てるけど、 前半のヒロシさんはマギー審司に似てると思う。
【第2作/続・男はつらいよ】
 4 
 3 
 5 
 12 
■総評: 母を訪ねて大阪へ。辛いテーマを明るく描いてて好感が持てる1作。 「男はつらいよ」ではたいてい2つの事件が描かれていて、そのうち一つは必ずヒロインに恋をする事件。 この作品ではもう片方の事件の方が印象的なのでヒロインは印象は薄い。とっても美人ですけど。
「絶対言ってはいけない言葉を連発して言ってしまう」というお約束はここからはじまる。
寅の先生はたぶん初代黄門様。終盤は感動します。

【第15作/寅次郎相合い傘】
 5 
 5 
 5 
 15 
■総評:
2度目のリリー。
寅さんとリリーと、サラリーマン3人の道中がホントに面白い。
髪型は1度目の登場の時より好みではないが(笑、
年下好きの僕がここまで年上の女性を可愛いと思えるとは思いませんでした。 他人の幸せがここまで嬉しい映画はない。










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