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【豪】
【美】
【旨】
【忍】
【妖】
【激】
【多】
色彩感覚オカシイ!!
エスキモーから発売。50円。
アイスのオマケ。チョコバニラ味・ヨーグルト味・クリーミーソーダ味などがありました。
ヘッド級のキャラはすごく格好いいですが、初期のキャラや雑魚キャラはとんでもなくやる気のないシール。
ただ、ものすごい原色が多用されてるので、並べるとスゴイ存在感があります。
例えば、他のシリーズだったら女性は赤やピンク系統でまとめられて、
悪魔だったら青や紫系統で統一されてるものじゃないですか。
でもこの「秘伝忍法帳」の例えば「鬼羅左右人」は、青・黄・緑・ピンク・赤と、
これでもかというくらいいろんな色ぶち込まれてて統一感のないビビットカラー。
色遣いが正気の沙汰じゃない(笑。
ほとんどのキャラクターに赤・青・緑などの原色が必ず使われています。
←主人公「雷王白獅子」も、よく見ると恐ろしいほどの色数が使われてます。
もし現実にこんな色遣いの服着た人がいたら引くほどに(笑。
オマケシール全般にカラフルという要素はあるとは思いますが、これが秘伝独特の味につながってるのかもしれません。
アイスのオマケだったので、僕は当時あんまり集められませんでした。
ウエハースやガムなら1日何個も食べられますが、アイスって1日1・2本じゃないですか。
で、遠くで見つけてもたくさん買ってこれないですし。
例えば友人の田舎に、ウチの近所にはなかったビックリマンスナックが売っていたので買ってきてもらった、なんて思い出があるんですが、アイスだとそうはいかないですからね。
あと、当時をよく覚えてる方に聞くと「とても不味かった」という話も(笑。
味は何種類あったんだろう〜( ̄ε ̄〜)?
そもそもメジャーなオマケシールの中でもこの「秘伝忍法帳」はかなり「凶悪」です。
・凶悪その1<追加式>
秘伝忍法帳は、「1弾」→「2弾」と弾ごとに出ていたのではなく、
なんと「1弾」→「1弾+2弾」→「1弾+2弾+3弾」の様に、追加される形で売られてたのです。
なので「3弾がリリースされているはずなのに、もう持ってる1弾や2弾が出てくる」
という怪現象(笑)が起こりました。
当時僕は、「まだ前の弾のアイスが売れ残ってるのか」としか考えていませんでしたが、大人になってからこの事を知り驚愕(笑。
てっきりアイスには賞味期限がない事でそうなってしまったんだとばっかり…。
・凶悪その2<ギャップ>
ヘッドシールは格好いいものの、大多数の雑魚シールがやる気がない駄目な絵だったので、
秘伝忍法帳の良さに気づく前に収集をやめてしまう子供もいました。
また気づいていても、上に書いたように「追加式」だったため、「買えども買えどもしょぼい雑魚シールばっか出てくる」という凶悪な連鎖で断念してしまった子供が多かったと思います。僕もそうでした(笑。
■ノーマルシール
←みんなのやる気を奪った雑魚忍者達のシール。
絵のいいかげんさは駄菓子屋で売られていたパチモノ、「ドッキリマン」レベル。
コミックボンボン(コロコロコミックのライバル)で漫画などが展開していたので、知名度はそこそこ高く、
興味のあった子供は一杯いたんでしょうが、
ビックリマンよりも20円高く、
そして買いだめも出来ないアイスのオマケでこんなシールしか出てこなかったら
「ああ割に合わないな」と子供ながらに思いますよね。
てなわけで、
「マイナーシール好き」になった今となっては、どれもマイナーらしい味のある良い絵なんですが、
ビックリマンが基準になってる当時の子供からしたら「なんじゃこりゃ」な
雑魚シール達をご紹介。
こう言う良い方は非常に偉そうなのですが、
誤解を恐れずに言うと
「ある一定以上絵が旨くなってしまった人には絶対に描けない絵」
ってのがあるんですよね。
ディフォルメの仕方、左右のバランスなど。
根拠のない自信のある迷いのない線、とかも魅力。
それが「味」なんですよね。
「へたうま」とか「マイナー感」が出てて愛おしいんだと思います。
<画像右下> あっ安藤ロイドって最近ドラマやってなかったっけ?
みなさーん!あれ秘伝忍法帳のパクリですよーー(笑)!!
下忍?だからか、どのキャラも
なんか庶民的というか貧乏くさいですよね。
色彩感覚はビビットですごくいいけども。
忍者だからマントはみんな風呂敷なんだよね…。
どこが鼻で口なのか分からないキャラもちらほら。
右手が左手になってるドクター・ホイ
地蔵の「前掛け」から連想したのか
名前にない「赤ちゃん」の要素おしゃぶりを加えちゃった「見張り地蔵」
天下ご免の悪徳大将「徳川冷康」。
悪の総大将みたいなポジションなのに透明シール…(笑)。
梅姫はその娘かな?
不動要素ゼロのふんばり不動。
「顔が連続している」という面白いギミックを思いついて口を2個描いたけど
途中で止めちゃったようなグラッチェオハラ。
もはやノーマルシールなんだから、
弱そうで面白そうなら何でもいいや
ってノリです。
全員美形で三枚目がほとんどいない、というゲームやアニメや漫画も最近は多いですから、
棲み分けが出来てるのは良いことなのかも。
名誉の為に言いますがヘッドは格好いいんですよ。
■「黄明飛王」
緑プリズムなんて他のシリーズでもあんまりないから貴重だし、
ポーズは躍動感あって格好いいよね!
■「螟魔将軍」
黒プリズムに紫基調の色使いすごく格好いいよ!
んで後半になると、
やはりどのオマケシールも「景品法」問題でプリズムやホログラムが使え無くなってしまった様で、
ヘッドもアルミになってしまいます。
で、只のアルミではショボいので、苦肉の策で「アートアルミ」と名付けて模様に懲り、高級感を出そうとがんばります。
アートアルミの主人公「雷王白獅子」と、悪の「鋼魔元帥」。
「エルム」と「ガイアス」。
人気も落ちていた上、前述の追加式問題で
後半のアートアルミヘッドは現存数が少なく
結構レアです。
あんまり豪華じゃないヘッドがプレミア付いてるのも複雑ですが、
あきらめが付くと言えば付くかも。
「ファルコン」と「コブライア」。
CGのない時代にこういうエアブラシでしか描けない背景はレアだったんでしょうが、
プリズムの方が良かったなあ…なんて思ってしまいます。
ベストヒーローは主人公・雷王白獅子(らいおう・しろじし)の最終進化形態!
ベストヒロインは魔紫亜(ましあ)。秘伝にしかない特殊アルミシール。
このシールだけはあか抜けてるというか、バランスが異常に良いです。
ベスト神はゴールドイーグル。後にこの神の化身の超格好いいヘッドも登場。
ベストその他は… ファァ!!Σ(@□@|||)!!
秘伝忍法帳中、最もかっこ悪いと噂の雷王白獅子のお父さん!
雑誌の公式付録シール↓。
コレ。
なんじゃこりゃあああああ(゚◇゚)!!
1987年12月号のコミックボンボンの付録に付いてました。
ボンボンで漫画が展開してたので
雑魚の絵のひどさの割には割と有名。
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