ネクロスの要塞
【美】 【旨】 【激】 【多】
存在感NO.1!!


ロッテから発売されたネクロスの要塞。
1個100円。
カードが2枚程度(キャラクター+そいつが持ってるアイテム)に加え、
色が変わる人形が入っていました。

人形・カード・アイテムと、想像力をかき立てる要素が満載で、 ゲームの攻略本読んでる様な感じって言うのかな。
宝箱みたいに感じてました。


普通のオマケシール付きお菓子の実に3倍以上の値段だった為思う様には集められませんでしたが、
ビックリマンと同じロッテと言うことで謎の安心感がありました。
知名度はすさまじく今でも熱狂的なファンがいるので大人になってから探すのは比較的楽です。

僕の小さい頃は、こういう「上にオマケの小箱、下にチョコボールの箱」のおかしがスーパーにたくさん並んでました。
オマケがシールなんかの紙モノだと、ビックリマンみたいな「袋入りのお菓子」なんですが、
オマケが人形などの立体物だと、たいていこの「小箱付きチョコボール」でしたね〜。

この形式はグリコのオマケが最初なのかな?

今ではこういうお菓子全然見かけなくなりました。
サクサクと言うよりガリガリってかんじの食感なんですが、
夏になると、もしくはポケットに入れておくと、チョコボール達がくっついてブドウみたいになっちゃったのを思い出します(笑)。



当時のキン消しなどの人形と比べても
この人形が何とも良く出来ている上に手触りもなめらかで。
しかもどれも不思議な色で魅力がありました。

ロールプレイングゲームが出来るんですよ。
手動RPG。


↑キャラクターはこちら。
ナイト・アマゾン・マージ・侍・
エルフ・バーサーカー・ドワーフ・マーシナリー。

職業なのか種族なのか分かりませんが正統派ファンタジー感がいいよね!!

各弾ごとに容姿はパワーアップしていきますが基本的にメンバーはあんまり変わりません。

第1弾ではレベル1〜3、第2弾ではレベル4〜6、というように進んでいき、
第4弾のレベル12で、ネクロスの蘇らせた邪神ネクラーガを封印して終わりです。
その後暗黒皇帝編、クトゥルフ編などあるのですが人気はだんだん落ちていったようです。

←下箱パッケージにいるのはネクロスとアマゾン。
ナイトが雑魚や中ボスと戦ってるバージョンの下箱もあるのですが、 大ボスのネクロスと戦ってるのはいつもアマゾンだったので、ネクロスと言えばこの下箱を思い出す人が多いと思います。

ビキニアーマーでウネっとしたものが大嫌いだなんて!!
もう触手堕ち確定じゃないですか!!

子供の頃はこの下箱のアマゾンのビキニアーマーにときめいてました。

当時はすごくネクロスもリアルに見えて怖かったしエロかったんですけど…今見るとあんまり色気無いな(笑)。
キャラ紹介のアマゾンもなんかオムツみたいなビキニアーマーだし…。


で、パッケージに一人でいるくらいだからアマゾンが主人公かと思ってたら…
実は第一部が終わってみるとマーシナリーが姫様と結婚し、次期国王になるんです。
お調子者でケチで女ったらしなのに!!
キー悔しい。



第1弾ストーリー:(チラシより)
悪の世界を支配する帝王ネクロス。そのネクロスにタンキリエ王国のお姫様が連れ去られてしまった。
お姫様を救い出す為に8人の勇士がネクロスの要塞に乗り込んだ。
しかし彼らの術(「前」の誤植?)にネクロスが操る31匹のモンスター達が立ちはだかった。
はたして勇士達はネクロスを倒して、お姫様を助けることが出来るだろうか…。




こちらがオマケのカード。
第1弾の主要キャラの一人「アマゾン」。
僕の初恋の人なのですが…パッケージの人と比べるとなんか縮んじゃってます(笑)。
なんかオムツみたいだし。

裏はこんな感じ。
経験値表・レベル表になってて
テーブルトークやゲームブックの様に遊べます。
アイテムの効果も書いてあります。


ネクロスの要塞のカード、
「ティッシュの箱程度の厚紙」を想像してもらえばわかりやすいと思いますが、
ビニールコーティングされているわけでもないので、濡れや折れに弱く結構汚れやすいんですよね。
なので「無傷」で残っているカードは他のマイナーシールより少ないです。


しかも画像の様に、カードは最初つながった状態で入っているので、(手でちぎれる)
出来れば「未切り離し」で集めたい方もいると思います。


聖闘士星矢やガンダムのガチャガチャでも良くあるんですが、
「付属のパーツを切り離してないものが完全体」なんですよね。
一回切り離しちゃうと肩のパーツとかビームサーベルとかなくすんですよね〜。


8人のプレイヤーキャラの一人、バーサーカー。

マーシナリー。

エルフ。


ナイト。

後になぜかUナイト(トゥナイト)と言う名前に。
当時流行ってたテレビ番組の影響?


ここからは道中の邪魔をするモンスター達。
「デーモン」


「ミノタウル」
ミノタウルスって元は「顔が牛の人間」だけど、
これは完全に牛のお化けですね。


「マミー」


「ナーガ」

第1弾と言うことで、オーソドックスなモンスターが勢揃いしてます。


1弾のボス、「ネクロス」!
当時はパッケージのネクロスが結構怖かったです。
ネクロスの持つ「アイテム」が「プリンセス」ってのがいいよね。
ラスボスっぽくて。

ネクロスの強さは10!
サイコロの目は6までしかないですから、
ここに来るまでに相当経験値を詰んでないと
絶対勝てないって事です。


第2弾ストーリー
ネクロスが7人の部下の力で復活!
大魔神ネクラーガを復活させようとしている!
フェアリークイーンがさらわれた!さあ助けに行こういつものメンツで!(要約)

右目の周りの仮面が割れて挽肉みたいのが見えてるのが2弾のネクロス。

第2弾 ちょっとパワーアップしたバーサーカー

若干露出減ったアマゾン。
それぞれ1弾でぶっ殺したモンスターのアイテムでパワーアップしてるみたいですね。

少し頼もしくなったマーシナリー。

きもい盾もらったナイト。 実は呪いの盾だった様で、 3弾で呪いが解けるまで苦労する。

リンクっぽくなったエルフ。


「ショーグン」&「数珠」

2弾からはウィザードリィでも良くある様に
純粋ファンタジーではなく、和風モンスターなども参戦。
アイテムも面白いモノが増えていきます。

「ドグウ」&「印籠」

「ゴーレム」&「スパナ」 あ、中世の文明レベルかと思ってたら スパナ出てきた!

「ゾンボロイド」&「光線銃」
あっアンドロイドいた(笑)!
「光線銃」って!!もう剣と魔法の世界じゃない(笑)!


「ディノサウル」&「孫の手」。
孫、でかすぎだろ!!
「恐竜以外の者が使うと傷だらけになってしまう鋭い爪が付いている」
こわっ!
武器なのね。


「スコーピオ」&「ヨーヨー」

ヨーヨー流行ってたよね!
昔コーラだかスプライトだかのオマケで流行って、
その後1980年代に「スケ番刑事(スケバンデカ)」で再ブレイク。


ネクロスが自分の体を生け贄に蘇らせた「邪神ネクラーガ」!
こいつを倒して4弾のネクラーガ編終了。

打ち切りが多いオマケシール界で修了証が付いてる珍しいパターン。


その後のアマゾン。
国に帰って王になったそうな。

服着ちゃった…(ノД`)


その後5弾から7弾まで「暗黒皇帝編」がスタート。
ネクロスは怨霊となって王子をさらう。
でこいつが第7弾のラスボス&修了証。


最後の8弾は「クトゥルフ編」。
クトゥルフ神話に目を付けるのすごく速い。
センスあるなあ。
残念ながらオマケシールバブル崩壊でここで終了。



■シール版
ビックリマンの様にネクロスの要塞にもアイス版が存在。
50円でカードではなくてシールが付いてました。

このアイス版の特徴として、主要キャラの「2Pカラー」がある。
ゲームをするときに同じキャラを選びたい人への配慮か、
何故か主人公達のシールに色調反転バージョンが存在。
みんな肌の色が緑になってて気持ち悪〜い。


チョコ版の半分の値段で、
しかもチョコ版には存在しないプリズムや・ホログラムシールがあるので、 そこそこ需要はあったと思うのですが、3弾で終了。
ビックリマンは、チョコ版のかなり後にアイス版の同じ弾が発売していたので、 「もう手に入らないはずのシールが復刻!」って感じでありがたかったけど、
このネクロスのアイス版は、チョコとほぼ同時進行で弾が進んでいた上、カードではなかったので、
アイス版が「ただのバージョン違い」でしかなかったのが敗因かも。

色違い・材質違いを覗けばアイス版オリジナルの絵柄はなく、 すべてチョコ版と同じ絵柄になっている。


ただ、2枚セットだったカードを1枚にまとめる為、 2つ目のアイテムカードやその文字・マークが、蓄光インクで印刷されている。
例えば初代ネクロスなら、暗闇で見るとプリンセスの絵が光って浮かび上がる様になっている。
右上のノーマルプリズムをよく見ると、プリンセルがいるがわかりやすい。
全枚蓄光処理という割と豪華仕様。

こっちはアイス2弾のネクロス。
緑や赤など、色つきプリズム大好き!
オマケシール好きには宝石みたいに見えます。


1弾のキャラとその2Pカラー。
顔緑って気持ち悪い。

こっちは2弾のキャラ達。

チョコ版と同じ絵柄なので
色使い以外新鮮味はない。




【遊び方1〜6】

下の箱を解体すると中に遊び方が書いてあります。

上のオマケの小箱に人形とカードを入れ、
すごろくの様にマスの上に配置して
あとはサイコロで戦って進んでいく!



キャラカードの裏には得た経験値を塗りつぶすマス目があり、レベルアップも一目瞭然。
その数値を敵の強さから引いて戦えるのだ。

【遊び方7〜8】

【遊び方9〜11】


レベル1の道中は
悪の権化「ネクロス」のいる城までの道のり!



レベル2はネクロス城の内部だ!!


レベル3はネクロスのいる地下迷宮フロアだ!


第1弾でちゃんとラスボスと戦えるって良心的だよね。

いやあの手この手でネクロスは蘇ってくるんですけど。













ネクロス発売直前のチラシだとマップがちょっと違う?

レベル1:島の中央部にネクロスの要塞が。

レベル2:ピラミッド状の要塞の内部だけでなく外でも戦いが。

レベル3のネクロスの間は、横から見た図に!
レベル2の建物の地下にあるという設定がよくわかります。



この箱にいる奴はネクロスの部下ヘビロス!
部下はほかに
タコロスとか
オニロスとか
メカロスとか
デカロスとか
がいるよ(本当)!!