<バス>

雄大な山と森しかないの道を、1時間ほど進んでいった。

車内にアナウンスが流れる。

「このバスは『メロディーバス』です。このバスは停留所以外でも自由に乗降できます。どうぞご利用下さい。ご利用の際は道路の左側に立ち、バスに向かってはっきりと手を挙げて合図してください。
お降りの際はお早めに口頭ではっきりとお知らせ下さい。なお、停留所が近くにある場合は停留所をご利用下さい。また、交差点、急カーブ、トンネル、狭い道路など、危険な場所では停車できませんのでご注意下さい。自由乗降区間からご乗車の際は、ひとつ手前の停留所からの運賃となります。自由乗降区間でお降りの際は、ひとつ先の停留所までの運賃を頂きます。お間違いにならないようにお気をつけ下さい。」


弥都波
「へえ〜。どこでも降りられるんですね〜(^^)」


そうそう。このアナウンス、『白砂村1巻』で使おうと思って、SASの今井 神と四谷大介が何度も『メロディーバス』に乗って、必死でメモったのに、結局使われなかったんだよ。

迦具
「あはは、馬鹿ね」


産巣日
「なんでつかわなかったの?なんで?」


…うーん。なんかこのアナウンス、ほんわかした気分になっちゃって、あのシーンに合わなかったからじゃない?

迦具
「使うの忘れてただけじゃないの?」


……ははは(^^;)そうかも…(おい)
途中下車してみようか?


バスを降りる
○ このまま宿へ急ぐ