今井神教第5回
すごくどうでもいいことなのだけど、 ウェブサイトのあり方に疑問を持っている。喝!



■「転載や無断リンクはそんなにいけないことなのか?」

■本来ホームページってものは、万人向けに公開されたものであるわけだから、
見せたくないモノは公開しなきゃ良いだけの話なのである。
ごく一部のサイトにあることだが、
「○○を知らない人は入室をお断りします」みたいな注釈がTOPにでかでか書いてあることがある。
ウチワにしかそのページの入り方がわからないところもある。
(注;○○は、たとえば、エロ系・グロ系・または特定の漫画等の作品名・ジャンルをを指すと思ってください。)

■例えば多くのそういうサイトにあるように、
びっくりさせない為に「○○が嫌いな方は入室をご遠慮下さい」
くらいの表現にしとけばいいのではないか。
それに「○○というものを良く知らないけど、興味があるのでこれから勉強したい」っていう初心者にむけてのメッセージがないのが多い。
「そういう人はどうすりゃいいの?」って感じになる。
たとえば「○○を知らない方は入室をご遠慮下さい」じゃなくて、
入り口に「○○とはなにか?」とか説明を記しておけばいいのだ。
そうではないものなど万人に向けて本来公開されている「ウェブサイト」の意味が全くない
そんなにウチワで盛り上がって、選民思想の優越感に浸りたいのなら
パソコン通信とかメールのやりとりとかチャットくらいでとどめておけばいいのだ。
ホームページの作者に、「万人に向けて、少なくとも日本語が読める人にむけて公開している」という自覚がなくないですかい?

■ジャパニーズオンリー?
そう言う意味では「Japanese only」って書いてあるのもおかしい。「日本人専用」?
日本のHP見たい日本語読める外人に失礼だ。
こっちは多くの場合、他言語版をつくる語力と気力がないから他言語版を作ってないだけの話なので
『This web site is written in Japanese.(このサイトは日本語で書かれています)』
または「Japanese people are making this website.(このサイトは日本人が作っています)」
と書けばいいのだ。
「そんなこと言ってもどうせ日本人にしかわからない内容だから」と「日本人専用」と堂々と書いてる方もいるだろうが、
そんなのは当たり前だ。日本人が形作るサイトなのだから、
他の国の人にとってわかりにくいのは当然だ。それでも、またはそれだからこそ、それを見ようとしてる人もいるかもしれないのだ。



■「掲示板の書き込みに制約がありすぎるのではないのか?」

くだらないことや話題に合ってない事を書くとすぐ「逝ってよし」とか言われてしまいそうな
大手掲示板とかは、ものすごい数の書き込みや荒らしがいるからもっともだと思うし、仕方ないことだと思う。
でもウチのとこくらいのレベルのサイトでは、そんなもの書き込みを躊躇させるものでしかないのではないかと思う。
その掲示板に興味のない人なんて最初から書き込まないのだから、もっと万人が意見を出し合える場が本来望ましい。

■それでも、
マニア同士でもっと中身を深く掘り下げたレベルの高い会話をしたいと思ってるのに、
初心者がたくさん入り込んでいろんな問題が起きたら、
そこで初めて初心者用の掲示板を用意したり、対策やルールや説明を用意すればいいのである。

もちろんコミケとかならそういうウチワ的なものがあってもいいと思う。買わなきゃ良いんだから。ちょっと立ち読みさせてくれれば。

■無断転載禁
話を戻しませう。
このサイトにも
『このサイトのすべての素材は今井神が著作権を持ちます。バナー以外の無断転載は禁止します。』
と書いてあるけれど、僕はこの文章も含めて、多くの人に向けて見てもらいたいと思うものをサイトに置くのである。
確かに僕の絵がどっかでプリントアウトして勝手に売られてたらいやだが、
僕の絵がどっかにヒゲとか描かれて貼られてるくらいだったらたぶん許すだろう。
もちろん法的にはサイトに公開した絵でも文章でも著作権は発生する。
漫画家になって初めて知ったのだが、『電子版権』なんちゅー造語もきちんとある。
あってないようなものでもあるが、守らねばならないと思うし、
無断転載するからにはそれなりの覚悟をすべきだと思う。
という事をふまえた上で、
でも万人向けに無料で展示しておいて、なにが無断転載か。とちょっと思ってしまう。
イヤ、イヤだけどね。やらないでね。そのくらいの覚悟は必要かと。

だから、サーバーに大きな負担がかかる、とか荒らしに悩まされているとかいう理由がないなら
悪意のないリンクは本来誰がしても良いのである。


無断リンクなんてのも本来おかしい。
□たとえば、エスカレータのアナウンス
「黄色い線の内側に立ち、お子さんをお連れの方は手をつないでお乗り下さい」
みたいの。
あれ、誰も聞いてないよね。でも、流してる事に意味がある。
 あるデパートのエスカレーターで事故が起こったとする。
そうすると、ちゃんと
「エスカレータの正しい乗り方について、事故を防止するために対策をとっていたか」
というのが責任上の問題点となる。
だれも聞いてないのがわかっていても、「アナウンスを流していた事実」があれば、デパート側の責任は大きく減るのだ。


■変なプライド
『大手掲示板で荒らし依頼のリンク貼られて荒らされるのはイヤだから』、
みたいな牽制策としてなんとなく書いてあるだけなら良いのだ。
でも多くの場合、『無断リンク禁』と書いている管理者本人は、そんなキモチで書いてるんじゃない様な気がする。

人は自分が変な人間だと思われたくないから、
自分の文化にまったく理解のない者の入門を拒むのだ。
それではウェブページの本来の意義がまったくないウチワ受け集団になってしまう。
「誰でも見ることの出来る土壌に自分の作品を送り出している」という覚悟が足りないのだ!


■啓蒙!
もともと韓国人やアメリカ人は萌えキャラを知らなかった。それが今、本家顔負けの萌えキャラ信者が増殖している。
これも、誰か最初の萌えキャラファンがいたからである。
最初は誰だって知らないモノを見たときはとまどうのだ。

そういう、「とまどってるけど知りたいと願ってるかもしれない人たち」の為に、
『知っている人が丁寧に教え、そのものの魅力について熱く説明してあげる』

これが啓蒙思想であり、その道の先人がなすべき義務なのである!




というわけで、結論。今井神はさっさとこのサイトを検索エンジンに登録しろってことですね(笑)。
例外的対策や間違いや意見がありましたら簡潔に教えてください。。掲示板で(笑)





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